工場施設
当社では全長200mの6号抄紙機をはじめとする抄紙機群、そして、環境循環型企業の一翼を担う
自家発電設備や焼却炉、排水浄化設備などを保有。これらの設備が、安定した生産を支えます。
大規模生産を実現する4機の大型抄紙機
抄紙機リスト
号機 | マシン形式 | マシン幅 | 月産能力 | 製品名 |
---|---|---|---|---|
1 | オントップ 多筒式 |
4,300mm | 13,500t | 中芯原紙 |
2 | オントップ 多筒式 |
4,300mm | 14,500t | 中芯原紙 |
6 | マルチ フォードリニア |
4,280mm | 16,000t | 外装用ライナー |
8 | 長綱 多筒式 | 3,700mm | 4,350t | 更紙 |
紙繊維再生の可能性を広げる高濃度叩解・高濃度パルパー
高濃度叩解技術は、繰り返し利用される再生紙のもろくなった繊維のからみや強度を高めます。また高濃度パルパーによる古紙の溶解は、これまで処理できずに焼却していたものも製品として再生を可能にしました。
自家発電設備
製紙には大量の電気と蒸気を使用します。蒸気は紙を乾燥させるための熱源として使われます。自家発電設備では、工場で使用する蒸気を発生し、その蒸気を利用して発電を行っています。
ダイオキシンの排出基準をクリアした900℃の高熱焼却設備
当社の焼却炉は900℃~1000℃の高熱で処理するため、有害物質のダイオキシンもほとんど排出せず、環境基準(NOx,SOx,CO2)をクリア。自社から出る可燃性のゴミはすべて焼却し、サーマルリサイクルを実現しています。
大量の水をリサイクル活用、排水は浄化処理
工場での抄紙には大量の水を必要とします。当社では工業用水と井戸水を併用し、それぞれの製造工程で循環使用することで必要量の水を確保。最終排水はすべて活性汚泥槽でCOD、BODを分解、浄化処理することで厳しい水質基準をクリアしています。